神岡(@fxkamioka)です。
14日の野田首相の電撃解散宣言から一夜明け、日本政局が一気に流動化してきました。政治空白が生まれると、円の場合は、一方的な動きになりやすいので注意です。
現段階では政局を嫌気してか、円売りドル買いの流れから80~81円ですが、今後も円安が続くとは限りません。政府が機能していないとみなされれば、「日銀の円売り介入がない」と踏んで、ごりごりに円買いを挑んでくるかもしれないからです。
短期的には相転移状態
画像は、ドル円日足の双神斬チャートです。
前回の予想と合致する形で、79.68をクリアした後、野田発言も相まって一気に80円台に突入しました。
私個人は大きな波には乗り損ねて、予定通りの79.68で決済してしまいましたが、嵐が来る前に退避できたと割り切っています。
このようなサプライズ系のイベント時は、テクニカル系ツールが全くあてにならないお祭り状態に突入したと判断するようにしています。数日前とはまるで違う局面に入っており、チャートの動きも氷から水へ、水から水蒸気へと相(Phase)が移る「相転移」の様にがらりと赴きが変わるので、安易なカウンター勝負は挑まない方が無難です。
もちろん、極短い時間足でのクイックイン&クイックアウトは有効ですが、くれぐれも損切りはしっかりセットした上で、エントリするのがオススメです。