
photo: Ian Muttoo
怪しいウワサについては、
誰でも一度は聞いたことがあると思います。
私たちFXトレーダーは値動きにばかり目がいきがちですが、
FX業者の選定を間違うと儲けられるのも儲からなくなりますね。
金融庁のレバレッジ規制や、業者間のスプレッド競争などで
ひと昔前よりは悪徳業者は淘汰されたとはいえ、
トレーダー側も賢くなって、上手にFX業者を選んでいくことが大事です。
今回はカリネックス系の日本登場以来、話題になっている
DDとNDD(ECN)について紹介します。
DDは注文取り次ぎ窓口
DDは「Dealing Desk」(ディーリング・デスク)の略です。
FXは相対取引(マーケットメイカー方式)なので、
どこで誰かが注文を受ける必要があり、その窓口がDDです。
DDでは顧客の注文同士を調整(相殺)したり、
相殺しきれない部分をカバー先の銀行に流したりします。
ex)
顧客A「USDJPY、50lot売り」
顧客B「USDJPY,30万lot買い」
→30万lotはDDで相殺。残り20万lotの売りをカバー先へ流す
このDDで価格提示決定や顧客情報収集をするのですが、
これが「ディーラーズ・チェック」「ディーラー・チェック」です。
この作業自体はごく普通の取次作業で何ら悪いことではないのですが、
その気になれば、インターバンク価格と顧客提示価格に差をつけたり、
システム負荷が大きいスキャルパーの約定を拒否できたりします。
この辺から「レートずらし」「スプレッド狩り」という伝説が生まれ、
「DD業者は怪しい」という誤解に繋がっていますね。
注文を直接市場に流すNDD
DDに対して、NDDですが「No Dealing Desk」(ノー・ディーリング・デスク)、
つまりディーリングデスクが存在しない方式を指します。
窓口がない状態で、どうやって注文を取り次ぐかとなりますが、
これにはやり方が2通りの方式があります。
まずは「ECN」(Electronic Communications Network、電子証券取引ネットワーク)です。
基本的には全顧客の注文突き合わせて取引する方法です。
FXに限ってECNを「Electronic Currency Network」という人もいますね。
透明で公平なレート提示をするというので安心度の高い仕組みなのですが、
取引数が最低50万~100万通貨であったり、取引システムがイマイチだったりします(хх,)
日本では「くりっく365」や「大証FX」が公設ECNとして有名ですし、
民間でもCurrenex(カリネックス、カレネックス)は評価が高いですね。
そして、NDDのもうひとつの方法がSTP(Straight Through Processing)です。
業者は顧客の注文をカバー先の銀行に流します。
カバー先銀行が複数あって、規模が大きければ大きいほど
流動性が保たれるので、顧客は安定的に取引できます。
ECN方式自体もSTP方式を取り入れてるとされますし、
STP業者でも全注文をカバー先に流すのではなく、
自社顧客内で相殺しきれなかった分だけをカバー先に流すなど、
少し線引きが曖昧です。
DD、NDDまとめ
DDか、NDDか、どちらかと選べといわれれば
NDDの方が私たち投資家には圧倒的に有利です。
といっても、「自称NDD」業者がいるともされますし、
逆にDDのすべてが悪とも言い切れない部分もあります。
安定・信用の面ではECNは抜群です。
ツールやシステムがちょっとしょぼいですが、
「くりっく365」「大証FX」はやはり信用できますし、
あるいは民設ECNのカリネックス系採用業者もいいですね。
日本の業者では、
外貨ファイネストの「Currenex Bridge」
※1万通貨対応。MT4使用可。
サイバーエージェントFXの「C-NEX」
※最低取引は20万通貨から
ひまわり証券の「ディールFX」
※1万通貨から取引可だが、10ペアまで
がそれに該当します。