
photo: Magic Madzik
ドル円80.50を割って下がって参りました。一度79円台を見ないと気が済まないという感じでしょうか。ごりごり押して来そうな感じもして、ちょっと恐いです。こうした時勢では、ファンダメンタルもテクニカルも二の次というのが神岡予測の見立てです。あくまで仮説なのですが、この手の場合、あるものを狙っているのではないか、と思えてならないです。
あるもの、とは一体何か。それはみんなのポジションです。某巨大掲示板では話題にするとすぐ叩かれてしまった時期もありましたが、為替オプションも関わっています。
「なんのこっちゃ?」。疑問だらけだと思いますが、順を追って説明します。
状況1:ドル円はしばらく上昇してきた
現在のドル円は2月3日から3月15日までの間、8円超という猛然の上げを記録しました。ここで、トレンドフォローやブレイクアウトの手法を取っているオーソドックスな方は「ここは買いだ」といずれかのタイミングで参戦していると思います。
また、ちょっと慎重な方であっても、「押し目買い」で3月6日の80円半ば辺りで参戦しているかもしれません。
状況2:ドル円がここ10日で下がってきた
いずれにせよ、「ドルは買い」というフラグが立っていた中で、84.10円台をピークに、3月21日ごろからの下げ、4月6日の米雇用統計の下げと急降下が続いているという状態だということですね?
重要なのはここからです。
買い、買い、買いと進んできて売り、売り。ムードとしてはまだ「買い」の余韻が色濃いです。「あら?ドル安い」と参戦する人もいます。
狙われる「買いポジション」
ここで、強者ファンドマネージャーたちはどうするか?
答:ガンガン売ってきます。
ここからは心理戦にも近いので、読みが難しいところですが、ファンドにとってはとにかく「相場がドーンと動かないことには儲からない」ので、買いポジションを狩りにくるのです。
「えー、こんなに下がったらもう含み損に耐えられないよ! 売りだ!売り売り!」
おそらく、ドル円の買いオーダーには「80円割れたら損切り」というポジションが無数にあり、ドルが80円割れたら大儲けというオプションも多数あります。
とにかく買いポジションを破裂させてしまう。これが狙いです。
「そんじゃ今じゃドル売れば儲かるじゃん?」。そんな声も聞こえそうですが、それも難しいのが現実です。なぜか? まずひとつは「政府日銀の介入」です。ひょっとしたら、安住財務相は「80円割れたら日銀砲を打て」と命じているかもしれません。現在の日銀はスイス中銀の真似をして、電子ブローキングシステムを使って「指し値」で介入してくるとウワサされていますので、もう発射準備は整っているのかもしれません。
もう一つはファンド間の売買応酬です。ファンドといってもいろいろな国や機関が存在しており思惑もばらばらです。決して、みんなで連絡を取り合って相場を操っているわけではありません。各国政府に近い超大型のファンドがいつ買いに転じてくるかなど、誰にも予測はできません。
長期的な予測は難しい
現状のドル円であれば、神岡的には日をまたいでの「買いはない」と思えます。じゃ、売りはどうかというのも「売り一辺倒」では危険という水域に達しています。そんなんじゃ、儲けられない? いえいえ、そんなことはありません。
こういう時こそ、クイックイン、クイックアウトのスキャルピングが威力を発揮します。
スキャルピングでは下げ基調の時は、買いシグナルは無視して、ロジックに徹して、ひたすら売りだけを狙います。「上がってきたらたたく」の繰り返しです。これに徹するだけで勝率はぐんと上がります。買いを再開するのは、売り買いのシグナルが均衡してきた段階でも十分です。
ちなみに16日の「恋スキャFX」では東京時間で売りが5回、買いが4回のサイン発生でしたが、買いは無視しました。売りは5戦全勝でした(ちなみに買いは2回損切りでしたが、2回は勝てていますので優秀ではありますが)。
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【デモ検証報告17】
2012年4月16日
通貨:ドル円(USDJPY)
時間足:5分足
所要時間:6時間
勝率:100.00%(5勝)
獲得pips:24pips
資金も情報も少ないわたしたち一般人には、精確なスキャルピングロジックこそが儲かる道だと思います。